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相手の言葉に笑って返す

相手の言葉に笑って返す

 この言葉だけを読むと、「お前は正気か?」と思われてしまいそうですね。
 私は専業コーチではなく、企業内コーチです。コーチングはビジネスリーダーとしての機能の一部です。
 ですから、話をする相手がコーチャブル(クライアントとしてコーチングセッションを受ける心構えと対応ができる)な人ばかりではありません。スキルは活かせても、理想的なセッションのような状態で話ができることは稀です。
 こういった状態でもありますので、人によってはこちらの意図しない部分にあえてフックしてくるケースも多いです。TA的にはゲームを仕掛けてくるということになります。
 フックしてきた場合には、こちらが乗ってしまうと結論に至らないばかりか感情の水掛け論にもなりかねませんので、フックを外すステップが必要になってきます。方法はいろいろです。「相手の言葉に笑って返す(『相手の言葉を』ではなく)」というのは、「あれ?私何か間違えていました?」なんて感じに自分を笑い飛ばしたり、結果の違いを突きつけたり、一般化した表現をクリアにしたりと、フックしてきた言葉をそのままにしないで、なおかつ、違った形で投げ返す、といったことをします。
 決して相手を否定することはありません。反面、相手の感情に引き込まれることもできません。(結構引き込まれそうになるほど強い方がおられるのも事実です。組織の上司など)
 つい先日もフックしてくるケースがありました。詳細は省きますが、フック自体は外し、話は良い結論まで行きました。結論に行き着くまでには、実際はほとんど時間はかからないのですが、そのあと、相手の思っていることを気の済むまで語ってもらうステップを踏まないと、未完了で終わってしまうように感じています。(私は、基本的には反復して返すだけですね)
 ストローク不足から来る、このフック(ゲーム)には正直言って疲れますが、そのあとのステップを踏むことで、合意が作れることも分かっていますので、話をしていてこちらも充実感がありますよ。相対していると、気持ちが変化した一瞬がよく分かります。そのあとの表現が概ね肯定的になってきます。だから今は、「フック」=「きっかけ」と思えるようになってきました。

 1年くらい前であれば、私は絶対にこんな言葉では語っていなかったと思います。
 コーチングの学習は、本当に自分の変化のために役立ちますね。

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